お天道さんは偉大だ

入荷から半年間、濃い緑を保っていた竹を、割って日晒しにして今日で3週間目、
数日の中断はありましたがほぼ好天に恵まれ、見事に色が抜けました、

220927.jpg
水分も抜けて軽くなりました、そろそろ寝かせに入っても良さそうです、
冬が来るまでに少し間があるし、また何本か晒してみようかな、

細工物に使うなら陰干し3年以上が良いと伝われてます、概ね正しいと思う、
でもワタシ、明日どうなるかも判らんのに、3年だの4年だの先のことは考えたくもない、
だからお天道さんの力を借りて少しでも期間短縮を目論んだわけ、
十分に晒して、1年寝かしで使えるようなら儲けものですが、さてどうなりますか。

苛性ソーダ入り熱湯で即製処理した竹を使ってきたし、そこいらの敷居はかなり低いのです、
もともと理論能書きに疎いから妙な縛りもない、無知の特権とも言えます、
たまに良い思いをするので、思いつきで動く癖もあながち悪くはないか、とも。





デビュー戦敗退

220909_1.jpg
どお、パックに丁度のロッドチューブでしょ、
そして中身はこの通り、ど新品の出来立て、おまけにトンキンだよ、
220909_2.jpg

220909_3.jpg
トンキンは修理用に残すのみで、新規製作を休止中です、
問い合わせは全てお断りしてる昨今で、いつ再開できるかも不明、
今後の状況によっては撤退もありうる、これは本音ですよ、

「おうおう、にもかかわらずかい」、と仰りませんように、
コレはずっと前から仕込んであったのを仕上げたものですから、と言い訳します、

自分用の原付き釣行スペシャル、
ヤマメ・イワナ・ニジ・ブラウン、何でもいらっしゃい、これ1本で賄えるから、な欲張り版です、

節間(棹)だけを使った天然ノードレスの5本継、
フェルールは切捨てた節の代わりといったとこですか、

朝イチでロッドチューブのアウターを縫い、
即座に試し釣りへ出かけたのですよ、そのワクワク、分かりますよね、

なのにです、
水に入っていくらもしないうちに左足が冷え始めてたまらんのよ、
ション◯近くなったのは歳のせいばかりじゃなくって、水温確かに下がってきてる、
ウェーダーが漏水、膝から下がジャブジャブで、晴天なのに上まで寒くなる、やはり秋だよ、

流れはまだ落ち着かず、遡行する自信がないため、
取水堰堤上のプールに入ったのでしたがねぇ、結局一匹も見れずにスゴスゴと。







ちょっとスリリングなことなど

5月も終わるころに、
作業場から数歩の物置の軒に一匹のアシナガ女王がいらっしゃって、
220907_1.jpg
「なんだよ今年は、なんでこんな場所に?、あいつアホだ、こりゃじきに落ちるな・・」、
と、ヨメと話していたのだが、

あれよあれよの間に大家族になりました、女王様の選択は正しかったのです、エライ、
220907_2.jpg
なにせオレの目の高さ、ほぼ毎日、至近距離での観察は楽しかった、
正確な六角チューブが重なっていくのは感動モノでしたよ、

ですが、
大所帯になり、これほどの集団がワヤワヤしてますと、
たまにこっち向いて警告を発するヤツも出始める(真ん中で翅を開いてるのがそう)
なので、大家とはいえど、側で仕事をするにも少々遠慮がちになるのです、

竹割りするときには物置にぶつけないよう注意を払って(この直上1.5mにあるの)
220907_3.jpg
ところで今回は、青竹を四つ割りで日干しすることにした、
都合良く、真南に舗装した空きスペースがあるので敷き詰めできる、
冬が来るまで、まんべんなく陽に晒すのです、
あとは晴れの日が多いことを祈るのみ、頻繁な取り込みは勘弁してほしいね。