勝算は?

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テーパーラインの中間をちょん切ってフェルールを付けるという考え方から離れて、
それぞれ別物として設計してみました、珍しく見た目に向かったのです、
旧人類だから、手本はフェングラスのフェラライトフェルールてとこ。

膨らむべき部分を内包させた相当なファーストテーパーティップになり、
まともならピンピンの先調子になってしまいます、
そこをどう好みのアクションに落とし込むか、多少の無理は承知で。

この手法でしなやかなセミパラを、と考えております、
スリップオーバー竹フェルールの、ひとつの完成形を目指して、ね。


いよいよ寿命かい

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齢60余年のゼンマイ時計が弱ってきました。

30日巻きが25日程度で停止するようになり、今月はとうとう半月でストップ。



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軸受けが磨耗し切ってるし、秒を刻むカムと歯車もアヤしくなってます、
もはや風前のともし火状態と言えるでしょうね。

パーツクリーナーで洗浄してからジャブジャブになるくらいCRCを吹き掛けて、
軸受けには粘度のあるオイルを含ませる、いま出来ることはこれだけです。

ボーンボーンが聞こえないと延々寝続けるから困るんです、
かといって目覚まし時計は脅迫されてるみたいで使う気にならないから、
せめて数年、できればあと10年は生き続けて欲しいと願っとります。

いよいよ駄目そうなら軸受けを作り替えて交換、それは容易なこと、
ただし、分解して元に戻せる自信は・・・まるで無い。