新しいゼット

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考えに考え、いろいろ作り、そして考え、とうとう先祖返りしました。
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オス2個にアウタースリーブが1個、これで一組分、
現在主流なスイスタイプのご先祖、スーパーZ(当時の特許品)と同構造です。

丸棒から削り出すのに何でわざわざメスを2ピースに?、ですか?、
実はね~、外観と素材を維持したまま目一杯の軽量を企んだのですよ。

割切るなら無駄を省いた段落としで作れば良いのですが、
竿を伸べた時に視界に入る違和感が我慢できず(私だけかも知れないが)、てこと。


右下のオスとアウターを組合わせてのメスフェルール、オリジナルはロウ付けされてます、
そこで、です、
インナーは重たいニッケルシルバーである必要はないってことに気付きません?、オレ閃いたの、
なので、そこだけジュラルミン、所謂バイメタル2ピースですな。
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手間増やしての結果はというと、
自家製オールニッケルシルバーの同じものと比べて30%軽量、
業界標準であるハリキだと2サイズ細いものに相当します、
4ピースにも、マダケのホローにもと、適性が広がるから少々の手間は無視できますね。

チャチな機械廻したって精度は知れたもの、ハリキを見るたび打ちのめされるのですが、
それを承知の自作ですから、ひとつでも誇れることがあれば良しでしょう。