わくわく

いつだったか、
私のバンブーフェルールについて質問があって、
何度かやり取りしていたら、そのなかに、

東南アジアの某地域で面白そうなバンブーのサンプルを採取してきたこと、
弾性試験をしてみたら、物によってはトンキンと肩を並べるのもあるということ、
これから何度か足を運んで輸入ルートを開拓する気だということが書いてあって、
「それは凄い、ぜひ使ってみたいなあ」と、半分社交辞令的に返信した、

そんなことを忘れかけていたら年明けに、
「サンプル送るから住所教えて」、との連絡がきた、

そして2月に届いた、
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けっこうな迫力、Bambusa proceraという名だそうな、正真正銘のバンブーだね、
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断面は真竹より繊維が太くてしっかりしてます
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一節分の長さがどのくらいか分かります?、
作りかけの7ft,3in,の3pcを添えたから、びっくり仰天ひっくり返ってくださいな、
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軽く火を当てて6分割しましたら、
スパッと、それも真っ直ぐに、捩れもなしに・・・・、スゲえ!、
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と、ここまではパーフェクト、夢のような竹に出会った気がしないでもない・・・・、

だが、「この世の中に完璧なんか存在しない」、と信じるワタシです、
「まてまて、まてよ、ぜったい罠が仕込まれてる」と考えるんですよ、素直じゃないんだから、
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兎にも角にも作って、使ってみないことには評価も何もできません、
これから忙しく、そして楽しい時が待ってますよ、
ありがとう、Dr. Arjes、結果をお待ち下さい、

2pcに応用

竿先部分のみスプライスで2pcを作ってみました、
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ティップ用マテリアルを10センチほど長くして焼入れし、
節の前後1インチを切り捨てて5センチ減、
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スプライスの食い込み分が4から5センチで計9センチ前後減、で辻褄が合いますね、
材の長さに余裕が必要だけど、この程度なら無理なく続けられそうです、
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シングルティップ主体に販売してるから、少しでも長持ちしてもらいたい・・・、
これが答えになればいいんですけど、どうなりますか、使い込んでみないと分からんからな、
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先から最初の節まで54センチあります、これはスネークガイドが4個乗る長さですよ、
その間のポキ折れリスクが低減できたら嬉しいことです、
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あと1,2回塗ったら完成、
出来たら売店に上げる予定でいますが、先行予約も歓迎です、
長さが6ftと3in、ラインはDT3、狭けりゃWF4もOK、

今回のブランクは敢えて無色クリアー塗装にしてみた、
顕微鏡で舐め回さない限り繋いだ痕跡が見つからんと思うから、
作った本人が拡大鏡で観察して「あれっ、この辺のはずだけど・・・」レベル、どうじゃ、

ところで、63といえばかの有名なアレ、はい一も二もなくベースにさせてもらいましたよ、
ただし竹の性の違いで、こちらはしなやか路線、似て非なるもの、


日の目を見る

倉庫の隅っこから出てきたそうである、
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で、いまはオレの手元に、
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朽ちかけた箱を開けると取説、
”モートル”ですぞ、ISOネジ使用を謳ってるぞ、可変速度直巻整流子電動機だと・・・感涙ものじゃ、
・・・どんくらい古いか分かります?、

オレがラジオを弄り始めたのが中坊のころ、
自作用部品のネジが旧JISと新ISO混在、新旧規格の入り乱れ時代です、
そこを考えたら、少なくとも50年以上眠ってたんじゃないかなと想像できる、

カーボンブラシ方式で4極、そしてOFFから回転MAXまでスライダー調整可、
当時の小型工作機械等には重宝されたことでしょう、
電子制御が進んだ今では全く必要とされず、とうに消えちゃったんだけど、
このようなキカイを欲しい人が現代のココにいたのです、

経験的に、単純な機械仕掛けは弱りつつも長持ちする、電子制御品は突然ポックリ逝くから信用しきれんわ、なのですよ、
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あたりまえだけど、
ミシンモーター強力版と比べてもパワー差は歴然でした、
送風ファンを取去り(通常使用では焼けません)静粛化したらまあ快適なこと、
これで温めてた計画に一歩前進です、早速PayPal申し込もうっと、




この路線はどお?

ホローで竹フェルールで3pcでノードレスで、と、
てんこ盛りオーダーを無事こなしたあと、少し考えた、
手間賃たくさん頂けるのはとても嬉しいけど、このままでいいのだろうか?と、

なにせ当工房では高級パーツを一切使いません、がポリシーだし、
必要以上に美観を気にしないのがモットーでもあるし、だから高額製品は無理だもん、
作業がコレコレ多岐に渡ったので割増が斯々然々こうなります、
とは言いにくいのですよ実際、でも今回は貰うけど(笑)、
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話は変わり

うっかりポキッて入院してくる99%といっても言い過ぎじゃないです、
先から30センチまでに集中します、節の近辺ですよ、必ずその中に入るんだからどうにも、
「竹は節ありて強し」とは先達の格言でありますが、
スプリットバンブーでは削り落としがあるんでここが弱点になっちゃう、節は邪魔が本音です、

それもあってのノードレス、作ってみて安心感が随分違うんだわ、
ただ、作業量が増えるから価格上昇・・は避けたいと思う、利点だけ少し頂戴したいな、
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といった経緯で余剰材で作りましたが、「あ、ここいらが現実的かも」、ですよ、
3pcのティップだけノードレス、ミッドとバットはスリースタックノード、ここ普通折れないからね、
少し気になった見た目の問題、色付き塗料のせいかも知れんけど全く気にならないですね、

世知辛い昨今に通常価格でプチグレードアップです、企業努力を褒めてくださいな、
さてこの竿、どなたの手に渡るのでしょうか?、 使いやすそうだよ、




2in1

今シーズンは、10月に1時間の釣りで2度水浴びしたのにメゲて休眠と相成りました、
行きに右半身、帰りで左半身、もう情けないデ、笑えんデ、寒中だったらどうなることか、

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バット1本に3番用と4番用の2セットで作ってみました、
各セクションは差し替えもできるからオーナーは楽しみとともに混乱することでしょう、

本当はきちっと決まったもの1本を渡すのが筋なんでしょうけどね、
感が鈍って、自分でも何が良いか分からなくなってきてるから、
”好きな組み合わせ見つけてくださいな”、の丸投げ無責任バージョンであります、

表面焦がしたノードレスに継ぎ目誤魔化しのため濃色塗装は、まるで六角のグラスロッド、
ジュラルミンとニッケルシルバーの複合フェルールは逆継ぎ、なんで?でしょ、
変態だべ、だけどこいつ、繋いだらエラくスマートで抜き差しも楽、もっかのお気に入りなの、

オーソドックスをコツコツ、はオレには無理みたいだ、
だって、真面目にやったつもりでもこんな方向に走っちゃうんだから、